理学療法士の年収について【開業すれば年収1000万にも到達する】
こんにちは!
今回は、理学療法士の年収やその将来性について現役理学療法士の方にインタビューをしてきたので、その情報をシェアしようと思います!
結論から言うと理学療法士の平均年収は
20代…300万円
30代…370万円
40代…400万円
ほどです。
とはいえ、このような統計情報だけを見ても理学療法士の年収の実態は見えてきませんので、インタビュー情報を詳しく見ていきましょう!
今回インタビューした方は理学療法士歴8年目のSさんです。
この記事の目次
理学療法士の年収についてのインタビューまとめ
理学療法士8年目Sさんの現在の年収
現在の理学療法士としての年収は、500万円です。
1年目…380万円
2年目…410万円
3年目…420万円
4年目…430万円
5年目…450万円
6年目…400万円
7年目…500万円
8年目…500万円
といった感じで年収が上がっていきました。
理学療法士の年収500万円という金額では、どのような暮らしができるか
都内のマンションで暮らしており今後自分で起業しようとしたら、様々な費用がかかるのであまり贅沢な生活はできていない。
自分で起業しようとした際に理学療法士としてしか勉強してきておらず、いかに自分をアピールするためのホームページを作成してもらうか、それを形作るためにコンサルタントを依頼することや、自分が活動する場所をどうするかなど、様々な費用がかかってきます。
理学療法士としての現在の年収に満足していますか?
理学療法士としての年収は満足しています。理由としては年齢別にみたら、平均以上は稼いでいると思からです。
今まで転職は2回行い、そのたびに年収の上がり下がりはありました。特にクリニックで外来患者のリハビリを経験として積むために就職した際には、そのクリニックがまだできたばかりという理由もありますが、賞与がもらえなかったり一年で一ヶ月分の賞与しかもらえずに、年収としては2年目の頃よりも下がりました。
病院で働いている時は他の病院よりはかなり年収はもらっていると、学生時代の同期に聞いたこともあります。今は特殊な場所で働いており、年収としては高い状態ですが、これでもこれから生活していくにはまだまだ不安だと感じています。
理学療法士は年収1000万円に到達するか
場合によっては到達するのではないでしょうか。
普通に理学療法士として病院で働いているのであれば、年収600万円も難しいのではないかと思います。到達する例としては大学で教授になることくらいしか思い浮かびません。でも理学療法士の中にはデイサービスや訪問リハを開業して稼ぐ人もいるため、その点では1000万円の壁を突破することもできる可能性があるのではないかと思います。
あとは理学療法士としては独立はできませんが、トレーナーとしてスポーツ分野などに携わって年収を上げている人は、かなり少ないですが何人かいるみたいです。
理学療法士の年収に学歴は関係あるか
理学療法士の場合、今でも3年制の専門学校があると思います。3年制の専門学校と4大では、まず新卒で求人広告を見るとそれだけで数万円の差はあることはみたことがあります。
しかし就職した病院では3年制の学校を卒業した人も、4大卒の人も昇給は同じでした。そのためまずスタートラインに差はあるかもしれませんが、昇給は同じなのではないかと思います。また理学療法士の場合には、一般の病院やクリニックで転職する際に学校によって不採用になることは少ないかと思います。そのため結果的には長い目でみて3年制も4大もあまり変わらないのではないかと思います。
理学療法士という職業に将来性はあるのか
理学療法士という職業への将来性は少ないと思います。なぜならもう市場としては都内などの大きい都市ではまだ需要はあるも、地方ではすでに飽和している場所もあるためです。
また今後、医療保険も介護保険も2・3年ごとに改正され、そのたびに雇われている状態では不利な条件も多々出てくると思います。昔は回復期リハビリテーション病棟を数多く作るため、理学療法士を多く雇っていたと思います。でも今は回復期リハビリテーション病棟を削っていく動きがあると聞いています。
であればその病院に所属する理学療法士などの数を多く雇っている意味がなくなるなど、安定した職場と思われていた病院でさえ、これから将来的に安定して働いていられる保障はないという事になると思います。
最後に、理学療法士を目指す高校生にメッセージをお願いします
理学療法士は今後、どんどん就職難や薄給に悩まされる人が多くなっていくと思います。そのため私は身内に理学療法士になりたいという人がいたらやめた方が良いと止めます。
でも理学療法士の業務内容は、とてもやりがいがあるのは確かです。人の体を勉強するのが好き人にとっては、給料よりもやりがいをとってもおかしくないと思います。ただ給料を上げたいとなったら、理学療法士として働きつつ、理学療法士以外のスキルも身につけないといけないのではないかと感じています。理学療法士になるのは簡単ではないです。
臨床自習もそうですが、親にお金を払ってもらって、それで将来的に薄給になって悩むことがあるでしょう。だからこそ医療人としてのみではなく、様々な分野に精通した人が仕事のやりがいや給料面などを充実させることができるのではないかと思います。理学療法士に限らず、どのような職業でもそうだと思いますが、常によりよい環境を自分で作っていけるように頑張っていくことが必要なのだと思います。
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