助産師の年収について【病院で役職を持てば1000万も可能】


こんにちは!
今回は、助産師の年収やその将来性について現役助産師の方にインタビューをしてきたので、その情報をシェアしようと思います!

結論から言うと助産師の平均年収は
20代…320万円
30代…400万円
40代…530万円

ほどです。

とはいえ、このような統計情報だけを見ても助産師の年収の実態は見えてきませんので、インタビュー情報を詳しく見ていきましょう!
今回インタビューした方は助産師歴14年目のTさんです。

助産師の年収についてのインタビューまとめ

助産師14年目Tさんの現在の年収

現在の助産師としての年収は、450万円です。

1~3年目…280万円
4~5年目…320万円
5~6年目…380万円
7~8年目…420万円
9年目以降…450万円

といった感じで年収が上がっていきました。

助産師の年収450万円という金額では、どのような暮らしができるか

月に一回近くの海外旅行に行ける程度の収入はあります。旅行にいかない場合は、この分を貯金に回せるので、上手にやりくりをすれば、5万円から10万円程度を貯金に回すことも可能になると思います。

そこまで節約しなくても、一ヶ月の給料で自分のほしいものが制限なく買えると思います。ボーナスが入れば更に使い道が広がるので、それでヨーロッパなどの遠方に海外旅行にいく人が多いとは思います。

助産師としての現在の年収に満足していますか?

どちらかと言うと、満足はしていません。

現在病院を二ヶ所行くダブルワークを行っていますが、常勤ではないので、ボーナスが出ない状態です。福利厚生も常勤の人に比べて充実はしていないので、二ヶ所行くという精神的にも身体的にもハードなわりに収入は少ないと感じています。

常勤で働いていた時と同じ収入に何とかしたいと考えて、勤務数や夜勤を増やしてどうにかやりくりしている状況です。やはり年に二回のボーナスがない場合、収入はかなり違うので年収にも差が出てきます。

またダブルワークの場合は、経験年数を考慮した基本給というものがありません。てすので、時給いくらという形で一律決まってしまっています。3年目も10年目でも時給は同じですし、夜勤一回分の手当ても同じです。

助産師は年収1000万円に到達するか

働く病院に寄ると思いますが、知り合いは15年目で主任という役職をもっていたので、年収1000万円近くになったと聞きました。

私が働いている病院の場合は、どれだけ頑張っいてもその金額には一生追い付かないと思います。中には、自分で開業して年収1000万円を稼いでいる人もいます。

分娩を取り扱う助産院ではなく、個人で開業して地域で頑張ったり、セミナーを開いたりして稼いでいらっしゃる方もいるようです。具体的にどのように仕事をされているかはわかりませんが、努力次第では可能性が高い職業であることは間違いないと思います。

助産師の年収に学歴は関係あるか

一般的には、基本給が存在する常勤勤務の場合ですと差があります。

病院にも寄ると思いますが、専門学校卒業で一年目の助産師として働いた場合と四年制大学を卒業して助産師一年目として入った場合、1万円から3万円ほど基本給が違うと思います。

あとはその病院や病棟のカラーにも寄りますが、大学卒業の助産師のほうが出世しやすかったり、看護研究や外部の研修などを一任されたり、役職が早くついたりすると聞いたことはあります。

助産師という職業に将来性はあるのか

助産師としての年収については、今後上がるかどうかは正直わかりませんが難しくなってくると思います。

総合病院で常勤として働く場合、どこの産婦人科病棟も助産師の専門性だけではなく、他科の患者さんが多く入ってきているために、10年前にくらべて看護師業務がかなり増えていると思います。

ですので、私が助産師一年目として働いてから今までの年収の経過のように、今後の助産師一年目さんの年収が上がっていくかどうかは少し疑問があります。

かといって、個人病院が年収アップしやすいかというとそうでもないと聞いています。昔と違って、どこの病院も不景気ですので、年収アップについては厳しいとは思います。しかし、一般の職業につくよりは安定していると思います。

最後に、助産師を目指す高校生にメッセージをお願いします

助産師はお母さんと赤ちゃんの二つの命を同時に扱い、安全、安楽を大切にして寄り添う素晴らしい職業です。

こう聞くとポジティブなイメージが浮かぶと思いますが、命の誕生という明るい世界だけでなく、中にはシビアなバックグラウンドをもつ患者さんや状況もあり、それに対応する倫理観が求められる責任のある職業でもあります。

少子化の現在、これからはますます助産師の個人のレベルアップが求められていくと思われます。助産師になるための勉強や経験だけではなく、幅広い分野の知識や体験をしてこれからの多様化するニーズに応えられる助産師を目指してください。応援しています。

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