薬剤師の年収について【大学病院の主任クラスは年収1000万】
こんにちは!
今回は、薬剤師の年収やその将来性について現役薬剤師の方にインタビューをしてきたので、その情報をシェアしようと思います!
結論から言うと薬剤師の平均年収は
20代…450万円
30代…500万円
40代…600万円
ほどです。
とはいえ、このような統計情報だけを見ても薬剤師の年収の実態は見えてきませんので、インタビュー情報を詳しく見ていきましょう!
今回インタビューした方は薬剤師歴11年目のMさんです。
この記事の目次
薬剤師の年収についてのインタビューまとめ
薬剤師11年目Mさんの現在の年収
現在の薬剤師としての年収は、650万円です。
1年目…450万
2年目…500万
3年目…510万
4年目…520万
5年目…530万
6年目…540万
7年目…570万
8年目…590万
9年目…600万
10年目…650万
11年目…650万
といった感じで年収が上がっていきました。
薬剤師の年収650万円という金額では、どのような暮らしができるか
地方在住だが、月に1回は県外に泊まりの旅行に行くことが多い。都内に遊びにもよく行く。また、長期の休みの時には年に一回程度は海外旅行に行ける。
独り暮らしをしているが、2LDKのアパートに住み、普段は自炊をして節約しているが、飲み会や友人との食事会では贅沢をすることもある。新車で車を購入してよくドライブに行く。趣味や習い事にかけるお金も捻出できる。
薬剤師としての現在の年収に満足していますか?
満足しています。理由はワークライフバランスが取りやすく、プライベートも十分充実させることが出来る年収だからです。
仕事のハードさや残業量をみても、妥当な年収だと思います。比較的休みもしっかりと取りやすい環境ですので、時間や気持ちにもゆとりがあります。薬剤師は勤務する病院や薬局によって待遇面や忙しさはピンキリだと思いますが、総じて今はまだ売り手市場が続いているので、新卒から比較的高年収が見込め、その後の経験積みながら地道にスキルアップしていけば、昇給も順調にしていく環境はどこでも整っていると思います。
それほど際立って高収入ではありませんが、女性が長く働きやすい環境で、十分な報酬ではあると思うので満足です。
薬剤師は年収1000万円に到達するか
市民病院や大学病院の主任以上のクラスになると1000万到達することも多々あるようです。
今までは勤続年数を重ねれば、病院では上のポストに就きやすかったようです。一方、調剤薬局の勤務薬剤師では1000万到達はなかなか難しいようです。大手調剤薬局ぼエリアマネージャークラスや僻地の個人経営の一人薬剤師の管理薬剤師などでは1000万を超えることもあるようです。
あとは、薬局経営者になると店舗数にもよると思いますが、基本的に1000万超えの可能性は高くなります。また、製薬メーカー営業職のMRでは成果主義で20代でも1000万超えは一般的なようです。どの職種、職場でも、薬剤師という国家スキルを持った上でさらに自己鍛錬すれば、1000万超えは出来るようです。
薬剤師の年収に学歴は関係あるか
薬剤師は基本的に今は大学の薬学部で6年学び、薬剤師国家試験に合格しなければ資格を得られないので、逆にいうと学歴に差異はそれほどありません。出身大学や国立か私立か、留年歴、国試浪人歴によって年収が大きく変わるようなことも殆どありません。
国家資格さえ取れば、それ以降の頑張りによっていくらでも出世は出来るようです。実際に周りの薬局経営者は大学に入りなおした人や浪人した人も多くいます。大学病院クラスになると、多少は出身大学や経歴が関係することもあるようですが、市中病院ではそれ程関係なく出世しているようです。
薬剤師という職業に将来性はあるのか
薬剤師としての年収は今後は一般的には上がっていかないと思います。理由は都市部では薬剤師飽和状態となってきているからです。
地方大学出身者も大手志向が強まっており、都市部での就職を希望する人が多いようですので、今後は買い手市場になっていくかと思います。また、調剤報酬も年々下がっていて、国の方針でも院内薬局へ戻す動きが高まっているので薬局数は減っていくからです。ただ、その分地方では薬剤師不足が加速していて、まだしばらく薬剤師の売り手市場は続いていく見込みです。
僻地での地域医療、地域に根ざした薬剤師に興味があれば、いくらでも需要はあり、年収アップも可能だとは思います。いずれにしても、自分で向上心を持って常にスキルアップをしていくことが今後は大切かと思います。
最後に、薬剤師を目指す高校生にメッセージをお願いします
これからの時代、薬剤師を取り巻く環境は大きく変わる転換期を迎えています。
大事なのは薬学部に入ることや薬剤師になることではなく、どんな薬剤師を目指すかだと思います。薬学部に入ったら、広い視野を持って医療人として自分がどんな風に活躍していきたいかをイメージしてみてください。
個人的は薬剤師はライフワークバランスを取りながらも患者さんに貢献できるいい仕事だとは思います。条件や将来性だけでなく、高い志を持って薬剤師を目指す人が増えてくれればと思います。
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