統計学が学べる大学一覧


Aiやビッグデータといった、新しいビジネスチャンスの到来で、統計学の重要性は今後ますます上がっていくでしょう!

AIに統計学なんて関係あるのかよ、と一見思ってしまいますが、超関係あります。まあ、統計学だけではなくて、線形代数という学問分野も大切なのですが。。。

今回は、そんな未来ある学問「統計学」を学べる大学を、レベルの高い順から一覧表にしてみました。
高校生の方は是非志望校決めの参考にして下さい(^^)
あ、統計学をちゃんと勉強しようと思ったら文系ではなくて理系に進学して下さいね。

統計学が学べるおすすめ大学一覧

東京大学

①東京大学計数工学科
統計学をはじめとした、応用数学をきちんと勉強するのであればこの学科に入るのが一番良いです。
主に東大理一から所属することができます。
統計学を利用する、超高給取りの資格職「アクチュアリー」に就職する人が多いのもこの計数工学科の特徴の一つです。

②東京大学経済専攻統計学コース
経済学部でも統計学を学ぶことができます。
経済学なんて、需要と供給を求めて2つの直線を書くだけじゃないの、と思われるかもしれません。
ですが「計量経済学」という学問分野で、統計学はとても必要とされています。東大の経済ともあれば、下手な理系学科に進むよりもきちんと統計学を学ぶことができるかと思います。
統計学を使って、経済データをはじめとする社会科学の問題を解きたい方にはこの学科がおすすめです。

③東京大学大学院情報学環・学際情報学府 生物統計情報学コース
この専攻ではバイオ統計を扱っています。以下、専攻の公式HPの引用です。

生物統計情学講座は、情報学環・学際情報学府の生物統計情報学コースの学生に対して、生物統計学の知識だけではなく、臨床研究を実施するための幅広い実務能力(研究デザイン立案、計画書作成、統計解析、プログラミング、報告書作成等)を習得するための専門教育を実施します。当コースの座学・実習・研究をとおして、医療関係者と協同して質の高い研究を推進できる、高いコミュニケーション能力と倫理観を有する生物統計家を育成します。

大学院から入学すれば、東大の過酷な受験戦争に巻き込まれることもないので、バイオ統計をやりたい方にはこの学科がとてもお勧めです。

東京大学の例を見て頂ければ分かるかと思いますが、統計学は単体ではあまり役には立ちません。
統計学というツールを使って、どのようなデータ(経済データ、バイオデータなど)を分析するのかが重要です。

京都大学

①臨床統計家育成コース
大学院から所属できるコースで、主に医療データを扱います。

臨床統計家育成コースは、修士課程に相当する2年制の専門職学位課程です。コース修了後は、社会健康医学修士(専門職)が授与されます。本コースでは、統計学基礎・臨床統計学などの座学とon the job trainingによる臨床研究に関する実地研修を通じて、体系的な専門教育を受けた臨床統計家を育成します。

②工学部情報学科
この学科では物理統計分野という、専攻があります。為替データをはじめとした金融データも扱っているようです。先ほど紹介した臨床統計家育成コースよりも幅広い分野のデータを扱える印象です。

分子がたくさん集まって物質ができ,人間がたくさん集まって社会ができ,コンピューターがたくさんつながってインターネットができています。それぞれの系では多くの要素が互いに影響しあって多様な機能を実現しています。

当研究室では、特に,複雑な液体の性質,生体内の分子モーターの性質,外国為替の価格変動,多要素系を用いた情報処理,インターネットにおける通信などに取り組んでいます。物理・数学の分野で開発されてきた様々な方法、統計的な手法および計算機シュミレーションを多要素系に適用し、理論・計算機実験の両面から研究を行っています。また、確率的な考え方を適用し、系のゆらぎの性質を調べその応用についても考えています。

東京工業大学

東工大は理工系大学なので、どのような学科に進学しても統計学は学ぶことになるでしょう。
より統計学を専門的に勉強したい方は、経営システム工学科や情報工学科、情報科学科がお勧めです。

もちろん生命理工などでも、バイオ統計という分野はありますよ

慶應大学

慶應大学で統計学を勉強したいのであれば、
文系…経済学部で計量経済学を学ぶ。
理系…理工学部学問2に入り、応用数学を学ぶ。

この2つが王道だと思います。もちろんSFCとかでも統計は扱っているかと思いますが。

早稲田大学

①文学部心理学コース
この専攻では、心理データを統計的手法で解析しています。心理学もまた統計学と縁が深い学問分野です。

心理学コースのカリキュラムは、実験実習や統計学など心理学の基礎となる知識・技能の習得に始まります。これらは、心理実験を通して収集したデータを分析し、結果について考察するためには不可欠なものです。こうした基礎学力の習得に続いて、さらにいくつかの研究法や専門的知識を身に着け、段階的に専門領域を学んでいくことになります。

②基幹理工学部応用数学科
早稲田大学で、統計学をきちんと勉強したいのであればこの学科が一番お勧めです。

2009年。米国Google社のチーフ・エコノミストVarian氏の言葉がニューヨーク・タイムズ紙に掲載され話題になりました。
「今後10年間で最高にセクシーな職業は統計家(statisticians)である」
それから6年になりますが彼の先見は間違ってはいなかったでしょう。巷にはビッグデータという言葉があふれ、「統計学は最強の学問」などと謳われる今日この頃。統計家の需要は年々高まっているように見えます。この統計学を理論からしっかり学べるのが応用数理学科です

 

横浜市立大学データサイエンス学部

2018年4月、横浜市立大学は首都圏ではじめてデータサイエンス学部をつくりました。
まあ、最近出来た学部なので安易に飛びつくのは危険ですが、統計学に興味のある方は見学してみても良いのではないかな、と思います。

ですが、基本的には統計学は、分析するデータが重要です。統計的手法を身につけても、分析したいデータへの専門知識がないとあまり役に立ちません。

滋賀大学データサイエンス学部

滋賀大学は、日本で初めてデータサイエンスを専攻できる学科を作りました。
カリキュラムを軽く見てみましたが、情報科学のようなことも結構きちんと学習するようです。

入試科目を見ても、二次試験では英語と数学が必要とされていますね。センター試験は64%で入学できるようです。

今回のまとめ

文系でも、経済学部にすすむことで統計学を勉強出来ますが、根幹から統計学を学びたい方には工学部の応用数学科に進むことをお勧めします。

理工系の大学ならば大抵、どこの学科でも統計学は学習します。

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