臨床検査技師の年収について【1000万には到達せず、600万が限界】


こんにちは!
今回は、臨床検査技師の年収やその将来性について現役臨床検査技師の方にインタビューをしてきたので、その情報をシェアしようと思います!

結論から言うと臨床検査技師の平均年収は
20代…300万円
30代…380万円
40代…480万円

ほどです。

とはいえ、このような統計情報だけを見ても臨床検査技師の年収の実態は見えてきませんので、インタビュー情報を詳しく見ていきましょう!
今回インタビューした方は臨床検査技師歴6年目のNさんです。

臨床検査技師の年収についてのインタビューまとめ

臨床検査技師6年目Nさんの現在の年収

現在の臨床検査技師としての年収は、350万円です。

1年目…280万
2年目…330万
3年目…340万
4年目…340万
5年目…350万
6年目…350万

といった感じで年収が上がっていきました。

臨床検査技師の年収350万円という金額では、どのような暮らしができるか

地方であれば、自動車を所有しつつ一人暮らしが可能です。ライブや旅行に行くのが趣味ですが、お金についてはあまりシビアに考えなくても出かけることが出来ています。

ただ、家族を養うとなると、この年収では共働きでなければ難しいと思います。比較的残業は少ないので、男女とも仕事と家庭を両立出来る人が多いです。女性であっても産休・育休後に現場復帰する人が多いです。

臨床検査技師としての現在の年収に満足していますか?

満足していません。理由は人の命を預かり、自分のミスが他人の生死を揺るがしかねない仕事なので、その責任に見合った年収はもう少し高いのではないかと感じているからです。

さらに夜中の呼び出しや緊急時の対応もあります。夜中に呼び出された場合には夜中2時に電話で起きて出勤、仕事をした後に朝8時からは通常業務をすることもあります。また、感染症をもった患者さんと接する機会もあるので、世の中の一般的な仕事に比べ、感染症に罹るリスクも高くなります。

このように精神的、肉体的負担の大きい仕事なので、もう少し年収がベースアップしてほしいと願うところです。また、患者さんによりよい医療を提供するために学会に入会したり追加の資格の取得をする臨床検査技師が多いです。しかしこの費用は自己負担になります。このような点からも、もう少し年収が高くてもいいのではないかと感じます。

臨床検査技師は年収1000万円に到達するか

直接上司に年収を聞いたことはありませんが、おそらく1000万円には届かないと思います。

役職に就くとその分夜勤から外れたり他の手当てもなくなったりするので、出世したからと言って年収が大きく上がるということはおそらくありません。年収が上がったとしても、500~600万円程度ではないかと感じています。

臨床検査技師は長く仕事を続ける人が多いので、出世のスピードも早くありません。役職はせいぜい技師長、副技師長、グループリーダくらいなので、多くの人は50代になってから役職に就く印象です。長く続けられる仕事である分、上が詰まっている印象です。

臨床検査技師の年収に学歴は関係あるか

臨床検査技師は現場での働きぶりで評価されるので、学歴は関係ありません。初任給に多少差はありますが、昇給については毎年人事評価という評価を行い、それによって決まるので、短大卒であっても大学院卒の人より年収が高いというケースもあります。

技師長という組織のトップになる人も、必ずしも大卒というわけではなく、短大卒の方がたくさんいます。学歴よりも、日々の仕事を早く正確に、責任をもって取り組むことが大切です。

臨床検査技師という職業に将来性はあるのか

臨床検査技師の年収は今後大幅に上がるということはないと思います。

少し難しい話になりますが、「病院の検査の仕事は臨床検査技師でなければならない」という法律の決まりはありません。「患者さんの看護は看護師でなければならない」「病院で放射線を扱うのは医師または診療放射線技師でなければならない」という法律はあり、看護師や診療放射線技師であれば将来的に仕事がなくなるということはありません。

しかし「検査の仕事は臨床検査技師でなければならない」という決まりはないので、看護師や他の医療スタッフが行っても法律的には何ら問題がないのです(検査の正確さという点では思うところはありますが)。ですから、病院にとって臨床検査技師は欠かせない医療スタッフというわけではありません。そういった意味でも、将来性はあまりないと感じています。

最後に、臨床検査技師を目指す高校生にメッセージをお願いします

シビアな意見を多く書きましたが、臨床検査技師の仕事は患者さんの病気を誰よりも(医師よりも)早く見つけられること、そして患者さんのためにどんな検査をすればいいのかを提案できるためとても良い職業です。

患者さんは悩みや不安を抱え病院に来ます。そんな患者さんのために不調の原因をみつけ、サポートすることが臨床検査技師の仕事です。臨床検査技師の仕事は多岐にわたり、1つの分野を掘り下げるのも、全ての分野を網羅するのも非常に大変です。その分やりがいもありますし、一生かかって取り組める仕事だと私は思います。検査に興味のある皆さん、患者さんのために一緒に頑張りましょう!

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