行動経済学が学べる大学まとめ【京大、阪大がおすすめ!】
こんにちは!
今回は、行動経済学を勉強することのできる大学を皆さまにご紹介していきたいと思います。
結論から言ってしまうと、京都大学、大阪大学が行動経済学を勉強する上でおすすめなのですが、まずは行動経済学が学べる大学を探す上で大切なことをお伝えしたいと思います。
行動経済学が学べる大学を選ぶ上で大切なこと
通常の経済学部ではミクロ経済学やマクロ経済学を勉強します。経済学の中でもこれらの分野は比較的簡単で、需要曲線と供給曲線の関係を理解していればそこまで理解不能になることはありません。
そのため、普通の経済学部は文系に分類されます。受験科目に数学が課されることもありません。
一方、行動経済学は人間の心理がどのように経済行動に影響するかを観察します。大雑把に言ってしまうと心理学と経済学が組み合わさったような感じです。
心理学と経済学の融合だなんてなんだか楽しそう!と思うかもしれませんが、心理学は世間とのイメージと反してとても扱いが難しいです。なぜなら、心理学を扱うためには統計的・数学的なアプローチが不可欠だからです。
ミクロ経済学やマクロ経済学といった一般的な経済学は数理的な知識がなくてもなんとかなりますが、行動経済学を勉強するためには数学的知識が必要不可欠です。具体的には数学3の微分積分の知識が無いとスタートラインにも立てません。そのため、レベルの低い大学の経済学部で行動経済学を本格的に勉強することは難しいです。
また、行動経済学には経済実験が付きものです。そのため、実験設備が充実した国立大学を選ぶことをおすすめします。
以上の理由から、行動経済学を本格的に勉強したいのであればレベルの高い国立大学に進学することをおすすめします。受験科目に数学3を要求する大学であればなお良いです。
行動経済学が学べる大学まとめ
その1 大阪大学経済学部
大阪大学の経済学部はもともとレベルが高いことで有名です。そして、大阪大学は行動経済学研究センターという行動経済学に特化した組織も設けているので、本気で行動経済学を勉強したい人にはとても良い環境だと思います。
また、大阪大学の経済学部は配点A・配点B・配点Cというかなり特殊な入試形態を取っております。
詳細は割愛しますが、「センター試験がとても得意」or「センター試験は苦手だけれど二次試験はとても得意」といった学生に嬉しい得点配分になっています。
センターボーダー…84%
2次試験科目…英語(100)、数学1A2B(100)、国語(100)
河合偏差値…65.0
その2 京都大学経済学部
京都大学では、依田高典教授という行動経済学の分野でとても有名な先生が教鞭をとっています。
依田高典教授の所属は京都大学大学院のようですが、2017年度の教育活動を見たところ、きちんと京都大学の学部生向けの授業も開講していたので問題無いかと思います。
もしも、京都大学のオープンキャンパスに行く機会があれば依田研究室を訪問してみるのも良いかと思います。(ブースを出しているという前提ですが。)
また、京都大学経済学部は「理系入試」という特徴的な入試形態があるので、理系の学生には特におすすめです。
センターボーダー…87%
2次試験科目…英語(200)、数学1A2B3(300)、国語(150)
河合偏差値…67.5
その3 神戸大学経済学部
行動経済学は、人間の行動様式を数理的なアプローチでモデリングします。
また、人間は「利害関係」を考慮して経済行動を決定しており、これを細かに取り扱ったのがゲーム理論という学問分野です。
そのため、行動経済学とゲーム理論には密接な関係があると言って良いでしょう。
神戸大学には、宮川教授をはじめとしたゲーム理論専門の先生が多くいるので、行動経済学を勉強したい人にはおすすめの大学の一つです。
また、神戸大学経済学部には「数学受験」という入試形態があり、2次試験は数学一科目で受験することができるので、理数系の学生にはとてもおすすめです。
センターボーダー…79%
2次試験科目…数学1A2B(センター2次比率は1:1)
河合偏差値…62.5
その4 一橋大学経済学部
西の大学ばかり紹介してしまったので、最後は東の一橋大学についてもご紹介しておきたいと思います。
一橋大学には竹内幹教授という行動経済学を専門に研究をされている先生がいらっしゃります。そのため、行動経済学を勉強したいのであればとても良い大学だと思います。
なお、竹内教授はゼミナールも開講しています。竹内ゼミのTwitterアカウントを見つけましたので、気になる方はチェックしてみて下さい。
センターボーダー…87%
2次試験科目…国語(110)、数学(260)、英語(260)、地歴or公民(160)
河合偏差値…67.5
今回のまとめ
行動経済学を勉強したいのであれば、レベルの高い国立大学の経済学部に進学することがベストな選択だと思います。
なお、行動経済学を本格的に勉強する上で数学的センスは必要不可欠なので、数学の成績を上げつつ大学に合格できれば最高です。
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