教育学部の志望理由【例文2つ(小学校、中学校)とその書き方】


こんにちは。
今回は、教育学部への入学を希望する受験生の方に向けて、「教育学部の志望理由の書き方」や「教育学部への志望理由の例文」を書いていきたいと思います。

指定校推薦や一般入試の願書を書く際に活用していただければ嬉しいです。

また、志望理由書を書く際には受験大学のパンフレットがとても役に立ちます。

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教育学部の志望理由の書き方

普通、大学の志望理由の書き方は大きく分けて2通りあります。「将来の夢から志望理由を書く」という方法と「学科独自の取り組みから志望理由を書く」という方法です。

ただ、「教育学部」の志望理由書を書く際に「私の将来の夢は塾などの教育業界で働くことです〜」だとか「貴学の教育学部は留学支援に力を入れていて〜」のように他学部と同じような志望理由書を書くのはおすすめできません。

教育学部を志望する方は、
将来の夢(教師)→志望したきっかけ→なぜ貴学でないといけないのか(その大学独自の取り組みを書く)
という流れで志望理由書を書きあげましょう。

あ、教育学部心理学科で心理カウンセラーを志望する方は将来の夢を教師としなくてもOKですよ。ただ、それ以外の方は、「将来は教育系の企業に入って働きたいです」ではなくて「将来の夢は教師です」と志望理由書に書くことをおすすめします。そちらの方が文章を組み立てやすいので。

ただ、どちらにせよなぜその大学の教育学部ではないといけないのかという理由を書きましょう。
単純に教師になりたいからです!ではダメです。だったら別の大学の教育学部でもいいよね?となってしまうので。

結論から言ってしまうと、
その大学ではないといけない理由=その大学の教育学部が独自に行なっている取り組みやカリキュラムです。

 

そして、志望大学の経営学部が独自に行っている取り組みは、その大学のパンフレットに全て載っています。

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それでは、次は志望理由書の例文を見ていきましょう。

救育学部志望理由例文

その1 小学校の教員を志望する場合

私は小学校教師になりたいという夢を実現するために貴学に入学し、貴学で実践から学んだことを将来に活かしていきたい。

私がこうした夢を抱くようになったのは、中学時代に職場体験で一週間幼稚園に行ったことがきっかけである。子ども同士の問題に対して、まず、子どもたち自身に考えさせ、子どもたちが分からないことは先生が実践して子どもたちを導いていく姿を見て、私も教師になり、子どもたちを支援したいと考えるようになった。

私は子どもと教師の関係で、最も重要なのはコミュニケーションであると考える。教師が子どもたちを褒めたり、時には怒ったりして気持ちを伝えることで、感受性を育み育み、ものの考え方を子どもたちに学ばせることが、コミュニケーションからできるからである。

私は貴学のカリキュラムの中で保育・教職実践演習に特に興味を持っている。子どもたちと積極的に関わり、実際に教育現場に立ち、実践から様々な経験をとおして、私自身も成長したい。

私はただ会話をするだけがコミュニケーションではないと考える。子どもたちが喜んでいる時や、落ち込んでいる時に子どもを観察することや、子どもが悩みや不安を抱えた時に、どんな言葉を伝えればよいのか、問題や疑問に思ったことを自分で調べてみたりすることもコミュニケーションであると思う。こういったコミュニケーションは実践からではなければ、学ぶことはできないものである。

私は実学主義であり、人間同士の結びつきである福祉に力を入れている貴学であるからこそ、子どもに関わり、様々な経験を通して成長することができると考え、志望した。(665文字)
引用元: AO入試の志望理由書600字 添削お願いします!!

解説
将来の夢(小学校教員)→その職業に興味を持ったきっかけ→志望大学独自の取り組みという流れで文章を構成しているのでとてもわかりやすい志望理由書になっていますね。
小学校教員を志望する方は、是非この志望理由書の構成を参考にして文章を組み立ててみてください。

その2 中学校の教員(社会科)を志望する場合

私は貴学教育学部で、歴史教育について学びたいと考える。また、 歴史の理解を深める上で必要な幅広い社会諸科学も併せて学びたい。

私は将来社会科の教師になることを目指しており、将来は歴史を中心に社会科を「生きる知恵」として教える事が出来るよう目指していきたい。その為にも貴学の下で優れた人格を身に付けて、生徒と互いに信頼し合える教師を目指していきたいと考える。

私は現在の歴史教育では、生徒たちに歴史に対する意欲や関心を向けさせることが難しいと考える。その要因として、歴史を断片的な知識を詰め込む暗記科目と認識させてしまった事などが挙げられる。歴史とは社会的価値が高い教科だと考えているため、この状況に疑問が芽生え、同時にこの状況を改善することに貢献したい。

私が教師を志望したきっかけは、中学校三年生の時の担任の先生との出会いにある。当時、私が無実の罪で疑われた際に担任の先生は私を信じて、一切疑わず、むしろ日頃の行いを褒めてくれたことがある。

私はそれ以来、その担任の先生を信頼し、尊敬した。高校に進学して、将来の仕事を考えた時に、私はこの先生のような生徒を信頼し、生徒に信頼される存在になりたいと考えた。

社会科とは、生徒の人間的資質を育てる事が出来る教科であると同時に、人間社会の有様を理解させる事が目的であると考える。

そして、正しい社会認識を生徒に植え付ける事で、社会を創造する力を育てる事が出来る。よって、社会科教師は、根底にある人間性の育成を重視するため、貴学の環境の下で教師としてだけでなく、人間としての資質も向上したい。(662字)
引用元:志望理由の添削をお願いします

解説
この方の志望理由書には「なぜその大学でないといけないのか」という点が抜けていますが、その地方No.1の教育系の大学(東京学芸大学など)を志望する場合には、このような志望理由書でも良いでしょう。
それ以外の大学を希望する際は、その大学独自の取り組み(3年次から教育実習を行なっている等)を付け加えてみてください。

まとめ

教育学部の志望理由書を書く際は
将来の夢(教師)→教師を志したきっかけ→なぜその大学でないといけないのか(大学独自の取り組みを書く)といった文章構成を意識すると楽々志望理由書がかけます。

志望大学の教育学部独自の取り組みは、その大学のパンフレットに全て掲載されています。

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