日本大学のレベルや難易度【日東駒専の中では最難】


こんにちは!
今回は日本大学のレベルや難易度についてご紹介していきたいと思います。

日本大学は「日東駒専」の一翼を担う大学で、日本一学生数が多いマンモス校です。系列の高校から進学する生徒も多く、高いネームバリューを誇っています。入試難易度的には中堅校ですが、卒業生がとても多いため、卒業後の進路先で先輩に会うことが多いでしょう。出身校の話題から人間関係を築けるのも日本大学の特徴かもしれません。

それでは、次は日本大学大学の学部別入試難易度を見て行きたいと思います!
(今回表示している偏差値は、全て河合塾の偏差値表をもとにしています。)

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日本大学のレベル・難易度

日本大学法学部のレベル・難易度

明治学院大学(法-政治全学部3)…偏差値55
日本大学(法-政治経済A1期)…偏差値52.5
専修大学(法-政治前A)…偏差値50

日本大学法学部の難易度は専修大学の少し上です。法学部の就職先は国家公務員や県庁、市役所などが挙げられます。また、建設業やサービス業などへ広く就職されています。法律や政治・経済について学び、公務員として働いてみたい方にはお勧めの学部です。

日本大学文理学部のレベル・難易度

関西学院大学(文-日本文学全学)…偏差値57.5
日本大学(文理-国文A1期)…偏差値55
専修大学(文-日本文学文化前A)…偏差値52.5

日本大学文理学部の難易度は専修大学の少し上です。人文系・社会系・理学系18学科から成り立っています。学科により異なりますが、中学高校教員免許(国語、数学、英語、理科、社会、英語ほか)、司書・学芸員免許などの資格が取得できます。

文理学部の就職先を見てみると、教育関係に進む方が多いようです。在学中に資格取得に向けての準備ができるような方にはお勧めの学部でしょう。もちろん、就職サポートにも定評があるので民間企業への就職率も高いです。

日本大学経済学部のレベル・難易度

東洋大学(経済-経済前英国数②)…偏差値55
日本大学(経済-経済A2期)…偏差値52.5
専修大学(経済-経済前A)…偏差値50

日本大学経済学部の難易度は専修大学の少し上です。経済学部は「潰しが効く」と呼ばれる学部でもあります。ですから日本大学に行きたいけれど、将来どの道に進むか決められない方にはお勧めの学部です。

在学中に日商簿記、公認会計士、税理士など多くの資格支援が受けられます。こうした制度を積極的に利用し、進路を考えても良いのではないでしょうか。

日本大学商学部のレベル・難易度

駒澤大学(経済-商T)…偏差値55
日本大学(商-商業A1期)…偏差値52.5
拓殖大学(商-経営全国)…偏差値50

日本大学商学部の難易度は駒澤大学の少し下です。商学部でも資格取得へのサポートをしています。公認会計士、日商簿記検定、ファイナンシャルプランナー技能検定などの講座開設や奨励金給付もあります。こうした資格取得に基づき、様々な業界へ就職されているのでしょう。

特に卸・小売業、金融業、サービス業が商学部全体の約半分を占めているという実績があります。ビジネスについて学びたい方にはお勧めの学部と言えます。

日本大学芸術学部のレベル・難易度

関西学院大学(文-美学芸術全学)…偏差値57.5
日本大学(芸術-美術)…偏差値55
武蔵野美術大学(造形-芸術文化)…偏差値42.5

日本大学芸術学部の難易度は関西学院大学の少し下です。「日芸」と呼ばれ、有名な学部です。映像、演劇、美術、音楽など幅広い芸術・表現分野について学べます。3年生で映画会社、映像制作会社、デザイン事務所などでインターンシップを経験できます。こうした分野に興味のある方にはお勧めの学部です。

中高教員免許(音楽、美術、国語)、学芸員免許の取得が可能で、教育分野に進むことも可能です。

日本大学国際関係学部のレベル・難易度

駒澤大学(グローバル-グローバルT)…偏差値52.5
日本大学(国際関係-国際総合A1期)…偏差値50
亜細亜大学(国際関係-国際関係)…偏差値47.5

日本大学国際関係学部の難易度は駒澤大学の少し下です。グローバル社会に求められる教養や異文化理解などについて学ぶ学部です。学部独自の留学制度もあり、国際機関で働きたい、国際的に活躍できる企業で働きたい、観光・旅行業に興味がある方にはお勧めの学部です。

中高教員免許(英語)も取得できます。海外インンターンシップの一環として、英語で日本文化や日本語などを教える経験もできます。こうした経験もしながら、将来、教職に就くことも可能です。

日本大学危機管理学部のレベル・難易度

国士舘大学(政経-政治行政前期)…偏差値55
日本大学(危機管理-危機管理A方式)…偏差値52.5
愛知大学(地域政策-公共政策前期)…偏差値50

日本大学危機管理学部の難易度は愛知大学の少し上です。日本で初めて創設された新しい学部です。現代は災害、犯罪、情報流出、品質・安全管理などに対する国や企業の態度が厳しく問われます。こうした危機から社会を守る制度や実践を学ぶ学部です。

卒業後の進路として、国家公務員、地方公務員(警察・消防士含む)、一般企業のコンプライアンス部門など活躍の場は広くあります。実際、公務員になる方が多いようです。こうした専門知識を学びたい方にはお勧めの学部です。公務員試験対策講座も開かれています。

日本大学スポーツ科学部のレベル・難易度

立命館大学(産業社会-スポーツ全学文系)…偏差値55
日本大学(スポーツ科学ー競技スポーツ)…偏差値50
大東文化大学(スポーツ-健康科学一般B)…偏差値45

日本大学スポーツ科学部の難易度は大東文化大学の少し上です。この学部ではコーチング学に重点をおいた学びができます。将来、プロスポーツ選手として活躍したい、または競技者をコーチ・トレーナーとして支える立場になりたいといった方にはお勧めの学部です。競技団体の運営・強化に携わる道もありそうです。(但し、現在、教員免許取得ができないため、注意が必要です。)

日本大学理工学部のレベル・難易度

東京理科大学(理工-数学B方式)…偏差値55
日本大学(理工-数学A方式)…偏差値52.5
津田塾大学(学芸-数学A方式)…偏差値50

日本大学理工学部の難易度は東京理科大学の少し下です。理工学部は14学科から成り、科学の基礎を学ぶ理学系、社会で応用される技術を学ぶ工学系を学べます。就職状況を見ると、製造業、建設業、情報サービス業など様々な業界に進んでいます。社会へ出て即戦力を期待される研究職・技術職を目指したい方にはお勧めの学部です。(大学院を目指す方も多いです)

日本大学生産工学部のレベル・難易度

東京電機大学(工-機械工前期)…偏差値47.5
日本大学(生産工-機械工A3期)…偏差値45
国士舘大学(理工-機械工中期)…偏差値42.5

日本大学生産工学部の難易度は国士舘大学の少し上です。卒業後の進路は大学院進学は10%弱、多くは民間企業や公務員へ就職しています。3年生にはインターンシップに行くことが必須で、そのまま就職をする方もいるようです。また、公務員試験対策講座も充実しており、就職に関してはかなり有利といえるでしょう。

偏差値的には低めであっても将来、自分の就きたい職業を目指せるチャンスのある学部ではないでしょうか。

日本大学工学部のレベル・難易度

神奈川大学(工-建築A)…偏差値47.5
日本大学(工-建築N1期)…偏差値45
東海大学(工-建築A方式)…偏差値42.5

日本大学工学部の難易度は東京電機大学の少し下です。近年の就職率は100%!日本全国の企業から求人があり、首都圏だけでなく、Uターン就職を考えている方にもお勧めの学部です。

入試難易度(偏差値)は低めに出ていますが、少人数制で丁寧な指導が受けられることもあり、コスパの良い学部とも言えるようです。

日本大学医学部医学科のレベル・難易度

自治医科大学(医-医)…偏差値67.5
日本大学(医-医A方式)…偏差値65
北里大学(医-医)…偏差値62.5

日本大学医学部の難易度は自治医科大学の少し下です。医師国家試験合格率は97%程度を誇り、全国でも高いレベルと言えるでしょう。卒業生の大半が附属病院などで医師としてスタートしています。このように、将来、絶対医師になりたいと思っている方にはお勧めの選択だと思います。

日本大学歯学部のレベル・難易度

東京歯科大学(歯-歯Ⅰ期)…偏差値57.5
日本大学(歯-歯N1期)…偏差値55
明海大学(歯-歯)…偏差値50

日本大学歯学部の難易度は東京歯科大学の少し下です。チューターという担当教員のもとに進められる教育システムを取り入れています。4年生に課される試験、卒業後の歯科医師国家試験などにたいして、チューター制によりサポートされています。

国家試験合格率は71%程度ですが、細やかなサポートを受けながら歯科医師を目指したい方にはお勧めです。

日本大学生物資源科学部のレベル・難易度

東京農業大学(生命科学-バイオサイエンス)…偏差値52.5
日本大学(生物資源-生命農A1期)…偏差値50
東京薬科大学(生命科学-応用生命B方式Ⅰ)…偏差値47.5

日本大学生物資源科学部の難易度は東京農業大学の少し下です。神奈川県藤沢市にキャンパスがあり、実技・実験などが行える研究施設が多くあります。3年生の夏のインターンシップを利用して、希望の仕事との適性をみることも可能です。

卒業生は製造業、卸・小売業、サービス業、官公庁などへ就職しています。また、獣医師や動物園・水族館スタッフ、製薬開発者など専門職に就くことも可能です。こうした分野で働いてみたい方にはお勧めの学部です。

日本大学薬学部のレベル・難易度

昭和大学(薬-薬)…偏差値52.5
日本大学(薬-薬A方式)…偏差値50
帝京大学(薬-薬)…偏差値47.5

日本大学薬学部の難易度は帝京大学の少し上です。将来、薬剤師として働きたいという方が目指す学部です。直近の薬剤師国家試験合格率は84%。全国平均が85.5%ですので、ほぼ平均的な合格率です。日本大学では薬剤師国家試験対策委員会が傾向と対策のサポートをしています。

インターンや就職説明会では日大の先輩に会う確率が高く、情報を得るメリットが大きいようです。このように、就職に対して大学とOBOGのサポートがあるのは大学選択の一つの目安になるでしょう。

日本大学で最も入りやすいのは工学部、入りにくいのは医学部

日本大学の学部別入試難易度を見てきましたが、一番入学が簡単なのは工学部、一番難しいのは医学部です。

工学部は福島県郡山市にキャンパスがあり、首都圏から離れた立地が敬遠される理由なのかもしれません。しかし、就職率は100%の実績があり、日本全国の企業から求人があります。首都圏に限らず地方で就職する上では大きなメリットがあるでしょう。

一方、医学部は将来、医師という肩書を得られる唯一の学部ですので難易度が一番高くなります。また、日大病院、付属病院など系列病院などで卒業生に会う機会が多く、人間関係を築く上でも有利かもしれません。

しかし、入試難易度は学部の優劣を決めるものではありません。入れそうな学部や難易度の高い学部を選ぶのではなく、ご自身の希望を叶えられる学部を選ぶことが一番大切です。

今回のまとめ

日本大学は「日東駒専」の一翼を担う大学で、日本一学生数が多いマンモス校で、高いネームバリューを誇っています。入試難易度的には中堅校ですが、卒業生がとても多いため、卒業後の進路先で先輩に会うことが多いでしょう。出身校の話題から人間関係を築けるのも日本大学の特徴かもしれません。

ただ、これは偏差値を基準に算出した入試難易度ですので、ご自身の目で過去問との相性を確かめることをお勧めします。

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