【北海道大学】水産学部の評判とリアルな就職先
こんにちは!
今回は北海道大学「水産学部」の評判について、卒業生の方にインタビューをしてきました。
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それでは、さっそく北海道大学「水産学部」の評判について見ていきましょう!
今回インタビューをした方は北海道大学「水産学部」資源機能科学科の卒業生です。
この記事の目次
北海道大学「水産学部」の評判まとめ
北海道大学「水産学部」の偏差値と入試難易度
◇水産学部
…偏差値55
北海道大学水産学部の難易度は東北大学農学部の少し下、明治大学農学部の少し上くらいです。
北大水産学部はその学部の珍しさゆえに、ここ一本に絞って受験した人たちが多いです。水産学部は農学部に似通った部分が多いのですが、他大学の農学部と比較してみると、東北大学農学部よりは少し容易に入学できるのではないかと思われます。
滑り止めの私立大学としては明治大学農学部を受験した人を何人か知っていますが、多くの人が合格していた印象です。
北海道大学「水産学部」の志望理由
私の実家が海に近く、幼いころから海に触れあって成長してきたため、海についてより深く学びたいと思い水産学部を受験しようと考えました。
そもそも水産学部というのが珍しい学部で、レベルの高い大学だと北海道大学か東京海洋大学の2校くらいしか選択肢がありませんでした。どちらにするかは迷ったのですが、北海道大学の方が多少レベルが高く、かつ総合大学であるためいろいろな考え方を持った人たちと交流できるのではないかと考えた結果北海道大学を受験することにしました。
実際に北海道大学水産学部は日本の水産学部の中でもかなりの額の援助を国から受けており、水産学をより深くまで勉強するにはとても良い環境であると入学してからも感じています。
北海道大学「水産学部」に入学してから感じたギャップ
1年目は他学部の人たちと一緒に教養の講義を行うということは知っていたので戸惑いませんでしたが、2年目になって専門科目に移行してからも意外に基礎教養に近い講義が多いことにギャップを感じました。私はてっきり2年目からは水産学についてディープな部分を勉強していくものだと考えていたからです。
教授の方々にお話を伺うと、高校の時点で生物学と物理学の両方をしっかりと修めてきた学生は少なく、1年目の講義だけではまだ基礎知識が不十分であるから、という説明を受けました。
北海道大学「水産学部」の外からみた評判と、内部生からみた評判
世間からの評判
北海道の中では北海道大学というだけでちやほやされる部分はあるので、学部に関わらず評価は上々だと思います。また水産学部は3年目から函館キャンパスにキャンパス移行をするので、函館では札幌に在住しているとき以上に高い評価を得られる印象があります。
しかし水産学部は北海道大学の理系学部の中ではレベルが比較的低い方であることを知っている人が一定数いるので、その人たちに水産学部であることを言うと同情される部分もあります(札幌を離れなければならないことも含め)。
内部生からみた評判
前述のように水産学部は北海道大学理系学部の中ではレベルが低い方であることは事実なので、大学内ではあまり頭が良いと思われることはありません。特に札幌キャンパスから函館キャンパスへの移行があるので、そこが結構なネックになっています(北海道大学内では函館キャンパスに移行されることを通称「都落ち」と呼んでいます)。
札幌キャンパス内でのサークル活動も基本的には2年で終わってしまうので、サークル内での関係に多少影響を与えていると思われます。このように水産学部にはネガティブな面があるためか、少し自虐的な人が多いかもしれません。
北海道大学「水産学部」のそれぞれの学科で勉強すること
北海道大学水産学部には、海洋生命科学科、海洋資源科学科、増殖生命科学科、資源機能化学科の4学科があります。
海洋生命科学科は生き物そのものの生態や体内環境について学ぶ学科です。水産学部という特殊性からか、特定の生物(ある1種の魚や貝など)に対してかなりの興味を持っている人が多く、そんな人たちはこの学科へと進んでいます。水産学部の中で1番レベルの高い学科です。
海洋資源科学科は海流や船について研究し、よりよく漁を行うためにどうしたら良いかを学んでいく学科です。4学科の中で唯一物理学の見地から水産学を学んでいく学科と言えます。
増殖生命科学科は海洋生物の生殖機構について学び、養殖の技術を発展させていくことを目的とした学科です。水産物の養殖依存が進む現代において、勢いのある学科です。
最後に資源機能化学化は生物の構造や成分を分子レベルで研究する学科です。食品製造に深くかかわる学科だと言えます。
北海道大学「水産学部」のリアルな就職先について
まず水産学部を卒業した人の中で、約70%の人が北海道大学水産学部大学院へと進学します。そのため、大卒で就職する人はむしろ少数派であると言えます。
就職する人の中で、毎年約3割の人は公務員試験を受け、公務員として就職します。具体的に2017年の卒業生の中では、農林水産省、水産庁、静岡県庁、群馬県庁、札幌市役所、釧路市役所、前橋市役所、東京消防庁などに就職した人たちがいました。
残りの7割は民間企業へと就職をします。主に食品メーカーへ就職する人が多く、優秀な人たちは例としてマルハニチロ(株)や味の素(株)、サントリーホールディングス(株)へと就職しています。中間層の人たちは新日鉄住金エンジニアリング(株)やオリエンタル酵母工業(株)などへ就職します。下位層の人たちは各地方の漁協へ就職する人が一定数いるそうです。
今回のまとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、北海道大学「水産学部」の卒業生の方にインタビューをした内容をご紹介してみました。
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