偏差値65は全体の上位15.8%【大学レベルはMARCH以上 】
こんにちは！
偏差値65は高いのでしょうか?
結論から述べると偏差値65を取った人は全体のトップ15.8%であり偏差値65の私立大学は、
文系…MARCH上位学部〜早慶下位学部
理系…早慶上位学部〜下位私立医学部
といったレベルです。
とはいえ、一口に偏差値65と言っても受験する模試や使用する試験科目の数によっても、偏差値65を表す大学のランクは変わってくるのでもう少し詳しく見てみましょう！
この記事の目次
偏差値65の大学は文系だとMARCH上位学部〜早慶下位学部
まず、あなたが模試で偏差値65を取った場合、あなたはその模試を受けた人たちの中でトップ15.8%ということになります。
模試の受験者が100人だとしたら、上から16番目くらいの順位となります。(正規分布の仮定)
とはいえ、偏差値65、受験者のトップ15.8%という立ち位置が良いか悪いかというのは「その模試を受けた受験者の質」によっても左右されますよね。ここが本当に大切です。
例えば、
・開成高校の生徒100人だけが受ける試験で偏差値65
・日本一学力が低い高校の生徒100人だけが受ける試験で偏差値65
というように受験者の質が異なる試験の場合、偏差値65の価値は両者で全く違うものですよね。
そのため、一口に偏差値65と言ってもあなたが受験する模試のレベルによってその価値やレベルは異なります。
今回は受験者数が多い「進研模試」と「河合模試」という2つの模試の偏差値表を用いて、偏差値65の大学のレベルはどれ程なのかということを解説していきたいと思います。(進研模試よりも河合模試の方がレベルが高いです。)
また、使用する試験科目(受験型)によっても偏差値65の価値は変わってくるので、今回は私立文系、国立理系といった受験型ごとに偏差値65の大学を紹介していきますね。
結論から述べますと、偏差値65の大学は
・私立文系…日東駒専上位学部〜早慶下位学部
・国立文系…上位地方国立大学〜下位旧帝国大学
・私立理系…MARCH上位学部〜下位私立医学部
・国立理系…下位旧帝国大学〜中堅国立医学部
という結果になりました。
それでは、それらの大学のレベルをもっと詳しく見ていきましょう。
進研模試偏差値65の大学一覧
進研模試偏差値65の私立文系
獨協大（外国語）、国学院大（文）、成蹊大（文）、日本女子大（文）、武蔵野大（教育）、中京大（国際教養）、龍谷大（文）
南山大（経済）、南山大（経営）、京都女子大（法）、近畿大（国際）、関西学院大（総合政策）、関西学院大（人間福祉）
進研模試偏差値65の私立文系大学は、日東駒専・産近甲龍上位学部~関関同立下位学部といったところですね。
偏差値65と聞くとなんだか難しそうに聞こえますが、3教科文系型の受験で進研模試偏差値65を取るのはさほど難しくないことが分かるかと思います。
進研模試偏差値65の国立文系
千葉大（文）、横浜国立大（都市科-都市社会共生）、奈良女子大（文）、広島大（文）
広島大（経済）、首都大学東京（経済経営）、名古屋市立大（人文社会）、大阪市立大（経済）、大阪市立大（商）、神戸市外国語大（外国語）
進研模試偏差値65の国立文系大学のレベルは、上位地方国立大学といった感じですね。地方国立といっても、大阪や東京、神奈川といった都市圏にある国立大学といったイメージです。
進研模試偏差値65の私立理系
中央大（理工）、東京理科大（基礎工）、法政大（デザイン工）、立命館大（生命科）
北里大（看護）、東京歯科大（歯）、東京薬科大（薬）、名古屋学芸大（看護）、福岡大（薬）
理系の場合は偏差値を取る難易度がやや上がるので、進研模試偏差値65の私立理系大学のレベルは関関同立、MARCHレベルです。
進研模試偏差値65の国立理系
北海道大（総合入試理系）、東北大（歯）、お茶の水女子大（理）、お茶の水女子大（生活科-人間・環境科）、横浜国立大（都市科-建築）
金沢大（医薬保健学域-薬・創薬科学類）、神戸大（農）、奈良女子大（生活環境-食物栄養）、岡山大（歯）、広島大（歯）、九州大（理）、九州大（医-生命科）、九州大（農）
進研模試偏差値65の国立理系大学のレベルは、旧帝大下位学部〜地方国立大学歯薬学部程度となっています。
国立理系型は、偏差値を高く取ることが最も難しいです。
河合模試偏差値65の大学一覧
河合模試偏差値65の私立文系
青山学院大（国際政経－国際コミュ個別Ｂ）、慶應義塾大（文－人文社会）、上智大（文－史学科別）
慶應義塾大（商－商Ａ方式）、上智大（経済－経済学科別）、立教大（経営－経営個別）
河合模試偏差値65の私立文系大学のレベルはMARCH上位学部〜早慶下位学部程度です。
進研模試偏差値65の大学と比べると、やはりレベルが2ランク以上上がりますね。
河合模試偏差値65の国立文系
東京外国語大（イタリア語）、筑波大（人間ー心理）、大阪大(文ー人文)、大阪大（外国語ー英語）
筑波大（社会・国際ー社会）、大阪大（経済ー経済・経営）、神戸大（経営ー経営）
河合模試偏差値65の国立文系大学のレベルは、上位地方国立大学〜旧帝国大学下位学部程度です。
河合模試偏差値65の私立理系
慶應義塾大（理工－学門１）、早稲田大（基幹理工－学系Ⅱ）
慶應義塾大（薬－薬）、杏林大（医－医） 、帝京大（医－医）、聖マリアンナ医大（医－医）
河合模試偏差値65の私立理系大学のレベルは、早慶上位学部〜下位私立医学部程度です。
ちなみに、慶應義塾大学理工学部で最も入学がしやすい「学問2」は河合偏差値62.5ともう少し受かりやすいです。
河合模試偏差値65の国立理系
東京工業大（環境・社会）、東京工業大（情報理工）、京都大（工ー情報）、京都大（工ー地球工）
北海道大（医ー医）、筑波大（医ー医）、千葉大（医ー医）、岡山大（医ー医）、滋賀医科大（医ー医）
河合模試偏差値65の国立理系大学のレベルは、東工大・京大〜中堅国立医学部程度です。
ちなみに、東大理系の河合偏差値は67.5ともう少し高いです。
偏差値65の大学の世間からの評判は？
ここまで、偏差値65の大学を一覧形式で紹介してきましたが、実際偏差値65程度の大学の世間からの評判はどのようなものなのでしょうか？
このサイトでは、実際にその大学の卒業生に母校の評判をインタビューした記事が沢山あるので、そこから偏差値65程度の大学の評判をご紹介していきたいと思います。
学生時代は塾講師のアルバイトや書店でのアルバイトをしていました。特に塾講師のアルバイトではアルバイト先からのウケが良く、多くの授業を任されました。また書店でのアルバイトでは受験のノウハウを持っていることから、学習参考書の担当に抜擢。通常は社員が行なう棚をひとつ受け持たせてもらえることになり、各出版社の営業担当者さんたちとも話しながら発注・返品を統括するという貴重な体験をさせてもらいました。
神戸大学と言うとバイト先からは賢いんだなと評判は良かったです。
仕事をしていても関西出身の方からは優秀なんだなとよく言われます。ベンチャー企業の社長さんに話を聞いても神戸大学出身者は優秀な人材が多いと言われます。また、神戸大学以上の学力でないと採用してくれない学習塾もあったのでそういった高単価のアルバイトが出来るのは神戸大学の特権だと感じました。
また、地元の同窓会の時にも神戸大学に通ってることを言うとみんなに優秀だなと口々に言われました。アルバイトでも高時給の塾の採用試験に合格し、時給だけで言うと2500円は貰っていましたし、神戸大学の先生に授業を見てもらいたいという親御さんも多かったです。
授業に来ない人は全くと言っていいほど来ない。だからといって試験に落ちるというわけでもなく、そこは友人関係を駆使して情報を得ている者が多い。
授業中は全員眠たそうである。バイトに勤しんでいる者もいるが、流石に試験前であれば、授業に出なくとも図書館や家で勉強するなどしている者が多い。勉強めんどくさがる者は多いが、やらない者は少ない。
偏差値65の大学の就職活動の様子
先ほどと同様に、卒業生へのインタビュー記事から、偏差値65程度の大学の就職活動時の様子をご紹介していきたいと思います。
意外にも、偏差値が高いから無条件で就活は楽勝！といった様子ではありませんでした。
私自身学生時代はサークル活動に注力しており、所属していたサークルも体育会に近い活動をしており、知名度も高く企業からの評判も良かったため、同じサークルメンバーは比較的大企業へ就職している。
メガバンクや総合商社、大手メーカー企業（総合電機、製薬、食品）等。一部地元での就職を希望する人は地方銀行に就職している。また体育会系の部活動に所属している方は、やはり就職活動に有利のようで大企業に就職している人が多い（私も大手企業に勤務しているが、同じ大学の出身者は部活動に所属していた人が多い。）
学生時代に部活動やサークル活動、学業など、何かしらに真面目に取り組んできた人は、ある程度の企業に就職できる大学である。
今回のまとめ
今回の内容を簡単にまとめると、
・偏差値65の価値やランクは、受験する模試の種類や使用する受験科目によって多きく左右される
・ざっくりと偏差値65の大学のレベルを表すとMARCH上位学部〜早慶下位学部
・偏差値65の大学は世間からの評判も良く、高学歴としての扱いを受けることができる
・とはいえ、就活が無条件で楽勝というわけではない
といったことになります。
志望校を選ぶ上で一つの参考にして頂けたら嬉しいです。
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