【大阪大学】薬学部の評判とリアルな就職先
こんにちは!
今回は大阪大学「薬学部」の評判について、卒業生の方にインタビューをしてきました。
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それでは、さっそく大阪大学「薬学部」の評判について見ていきましょう!
今回インタビューをした方は大阪大学「薬学部」薬科学科の卒業生です。
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この記事の目次
大阪大学「薬学部」の評判まとめ
大阪大学「薬学部」の偏差値と入試難易度
◇薬学部
薬学科…偏差値62.5
大阪大学薬学部薬科学科の難易度は大阪大学医学部医学科、京都大学理学部、薬学部の下、神戸大学医学部医学科以外の理系学部の上ぐらいで、関西圏の私立、同志社大学、立命館大学、関西学院大学、関西大学の理系学部のいずれよりも上かと思います。
同期では、関東圏の私立を受験した人は、慶応大学、早稲田大学、東京理科大学の理系学部を合格しており、そこを蹴って入学していることから、国立、私立の差をふまえると同等の難度といえると思います。
大阪大学「薬学部」の志望理由
私が大阪大学薬学部薬科学科を受験した理由は複数あります。
一つは、大阪大学とネームバリューに魅力を感じたためで、東大、京大に次ぐ国内3番目の大学ということで、後々の就職活動などでもメリットが大きいと感じたためです。
二つ目に、人の健康に関わるような学部に進みたかったというのがあります。その点、同レベルの国公立医学科の受験も考えましたが、やはりネームバリューを優先しました。
三つ目に大阪大学の免疫学における影響の大きさです。現在の免疫学分野において大阪大学の研究レベルは世界トップクラスであることは周知の事実で、日本初の抗体医薬を作った岸本先生を始め、ノーベル賞候補といわれる審良先生や坂口先生等世界的権威が集まっていることから、日本にいて、留学したような環境が魅力でした。
大阪大学「薬学部」に入学してから感じたギャップ
私が一番感じたギャップはイメージしていた大学生の生活との違いです。私が高校生の頃イメージしていたのは、大学生になったらバイトに明け暮れ、授業はほどほどに、長い夏休みを遊んで過ごすといったものでした。しかし実際には、遊ぶ時間はあまりありませんでした。
正確に述べると、研究室配属されるまでの教養課程では、夏休みもあり、時間もたくさんあったためにバイトをしては遊ぶという生活をしていました。しかし、理系学部はどこの大学もそうですが、研究室に入るとお盆以外は夏休みはなく、朝から晩まで研究室で実験漬け、土曜日も研究室といった生活で、いわゆる大学生ライフとは若干違うものになります。
大阪大学「薬学部」の外からみた評判と、内部生からみた評判
世間からの評判
やはり、塾や、個別指導のバイトは断然行いやすくなります。また、私は浪人生相手の個別指導を行っていましたが、大阪大学や、医学部を目指すようなハイレベルの学生は、阪大医学部医学科の人たちが教えてくれていたおかげで、薬学の私は、それよりやや下の私立理系学部を目指さす子たちの指導で、レベル的にも助かりました。
また、近くに住む昔からの幼馴染や、友達の親、親戚からは阪大というと一目置かれる感覚はあります。ただし、阪大というのはいい意味でも悪い意味でも過度に評価されるので、自制のマインドも持ち合わせるようになりました。
内部生からみた評判
薬学部は研究室配属が学部三年生からと他が四年生からが多い中一年早いので、研究が大変だねというイメージは持たれていると思います。確かに、私も三回の研究室配属に合わせて部活も事実上引退しましたし、研究が忙しい事実はあると思います。
一方、授業単位などは比較的取りやすく、留年者もまじめに授業を受けていればそんなにいないというイメージです。大阪大学理学部の留年率などは非常に高いため、そこに比べれば授業の単位取得は簡単といえると思います。また文系や一部の理系学部の人たちからは、大阪大学の医学部医学科と薬学部は別格といわれたことは何度かあります。
大阪大学「薬学部」のそれぞれの学科で勉強すること
六年制の薬学科と四年制学部の薬科学科がありましたが、2019年度から六年制のみとなりました。四年制は大学院進学込みで研究者養成、六年制は薬剤師養成コースです。製薬企業の研究職就職には、薬科学科卒業後最低修士二年までの研究実績または、六年制では博士課程の卒業が限りなく求められます。これは、六年制は国家試験受験準備のため実験期間が短くなっているためです。
授業については、基本的薬学知識は四年制、六年制共に共通です。今後六年制一本化の後も変わらない点です。基礎知識としては、有機化学、分子生物学、細胞生物学、免疫学、毒性学、薬物動態学、無機化学、物理化学、環境衛生学、臨床医学などです。そこに六年制は漢方学、PMDAの知識などプラスアルファの授業がありました。二学科制時は入試難度としては六年制の方が難しかったです。これは、定員の差によるものです。
大阪大学「薬学部」のリアルな就職先について
学部卒の場合は、いわゆる文系就職か製薬企業のMR(これも文系就職にカテゴライズされます)です。製薬企業の開発、安全性、研究職に就くためには大学院への進学が基本的に必須となります。また化粧品会社や食品会社についても理系就職するなら、大学院進学が必要となります。その中で、ほとんどの人が製薬会社または、薬剤師としてに就職しています。
修士卒業の場合博士課程に比べては昨今は研究職就職は難しいので、優秀な人が決まっているイメージです。多くはアステラス、第一三共、塩野義、大日本住友、中外、小野製薬の開発職や安全性に就職しています。しかしこれは、優秀かそうでないかというよりも、学部、大学院を通じての研究で、もう研究はやり飽きたという人や、開発職で臨床治験に携わりたいなどそれぞれの思いをもってのことです。
ただし、研究職に就いては、そもそも修士卒からの間口が狭まっていることもあり、修士卒での就職を目指すうえでは、成績だけでなく研究活動も熱心に取り組む必要があります。
今回のまとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、大阪大学「薬学部」の卒業生の方にインタビューをした内容をご紹介してみました。
大阪大学「薬学部」の詳しい就職先や学生の雰囲気、学費や奨学金制度についてもっと知りたい方はぜひスタディサプリ進路で大阪大学のパンフレットを請求してみて下さい。
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